藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第3局が25日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で行われる。シリーズ対戦成績は1勝1敗。両者は24日、対局会場での前日検分後、京都市内のホテルで行われた前夜祭に出席した。
前夜祭には約650人が参加した。竜王4連覇を狙う藤井は「全力を尽くして最後まで見応えのある熱戦にしたい」、タイトル初挑戦でタイトル奪取を狙う佐々木は「自分の力を出し切りたい」と意気込んだ。
前夜祭ではファンからの質問コーナーがあった。京都市で訪れてみたい観光地は? の質問に藤井は「対局以外では小学校の修学旅行が最後だった。京都はすばらしいところがあり、ゆっくりと訪れてみたい」と回答。小学校時代は「清水寺や金閣寺だったと記憶している。それ以外のお寺にも行ってみたい」と話した。
司会の女性から「鉄道がお好きとうかがっています。鉄道関係で興味があるところは?」との“追加質問”に「京都には鉄道博物館というすばらしいところがある」と、日本の鉄道の「聖地」ともいえる京都鉄道博物館を即答。“満点回答”に会場はドッと沸いた。