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【竜王戦】藤井聡太竜王が長考、佐々木八段の意表突く「変化球」に 1日目終了

日刊スポーツ 2024年10月25日 19時0分

藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第3局が25日、京都市の世界遺産「総本山仁和寺」で始まり、午後6時過ぎ、後手の佐々木が56手目を封じて1日目を終えた。シリーズ対戦成績は1勝1敗。藤井が竜王4連覇、佐々木はタイトル初挑戦で初タイトル獲得を目指す。

居飛車党の佐々木がめったに指さない振り飛車、ダイレクト向かい飛車に構えた。日本将棋連盟のデータベースによれば、佐々木が同じ居飛車相手に飛車を振るのは17年3月20日、NHK杯で中村修九段戦で採用して以来、7年ぶり。意表を突く変化球だった。佐々木の研究ペースで進んだためか、藤井は長考を重ね、持ち時間を削られた。藤井が9筋から仕掛けた局面で佐々木の封じ手となった。藤井の残りの持ち時間は3時間44分。佐々木は4時間40分。

力と力の勝負となった将棋。形勢はほぼ互角だが、一つ間違えれば、イッキに形勢が傾きそうだ。2日目は26日午前9時に再開する。激しい攻め合いになることも考えられる。

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