パンクバンド「KUZIRA」は、26日までに公式X(旧ツイッター)を更新。大麻所持に関する疑いが浮上し逮捕されたと1日に発表していた、ボーカル&ギター末武竜之介の、直筆の謝罪文を公開した。
末武は「この度、私の起こした不祥事により、バンド仲間やイベント関係者の方々、そして何よりKUZIRAの活動を楽しみにして下さっていたファンの皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。その上で「本当にバカなことをしました」と悔恨の言葉をつづった。
留置されている間に、感じた思いもつづた。
「三畳ほどの留置所の一室で、自分自身と向き合い、反省して過ごしておりました。手入れのされていない芝生のような坊主頭が寒さを感じ始めたことで、秋の訪れに気付きました。窓のない、無機質な檻の中にいる私にとって、それが唯一の季節の移ろいを知る方法でした」
逮捕、留置されたことで「その中で、自分が納得する楽曲を制作し、それを皆様の目の前で表現することが、私にとっての一番の幸福であり、最も自由を感じる行為だったと、改めて痛感しました」と自らを省みた思いを吐露。「今後は法的責任をしっかりと果たし、社会的な責任を受け止め、二度とこのようなことを起こさないようにします。改めまして、ご迷惑をおかけした全ての方々に深くお詫び申し上げます。2024年10月25日 KUZIRA 末武竜之介」
KUZIRAは2日、末武の一連の不祥事を受け、年内に予定されていたライブを中止すると発表していた。
「この度の事態を受け、年内に予定されている全てのライブについて、各主催者様と協議の上、キャンセルさせていただくことを決定致しました」と伝えた。さらに「バンドメンバー一同、この度の事態を重く受け止めており、深く反省し今後の行動を改めて参ります」とつづった。
KUZIRAは2017年に岐阜県で結成され、メンバーの脱退を経て、2021年3月から末武、ベース&ボーカル熊野和也、ドラムスのシャーのトリオ体制で活動してきた。末武は今年2月にXで「僕看護師しながらバンドしてます」と投稿し、現役の看護師ながら、並行してバンドの活動していることを明かしている。