衆院選は27日投開票され、フジテレビ系で選挙特番「live選挙サンデー 超速報SP」が放送された。日本維新の会の馬場伸幸代表(59)と吉村洋文共同代表(49)が生出演。元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が古巣に猛ゲキを入れた。
今回の選挙戦では自民党の「政治とカネ」が争点となり、結果、開票速報では自公が大きく過半数割れという予測が出た。
馬場代表は「近畿以外での小選挙区で当選させて頂くのが全国政党への道のりになる。しっかりやっていきたい」と全国での浸透に意欲を示した。
両者が出演し、しばらくしたところで番組メインキャスターの宮根誠司は「さあ橋下さんです、ここは」と水を向け、橋下氏が登場。橋下氏は鋭いまなざしで馬場、吉村氏に向け「大阪以外でほとんど維新の浸透が図られなかったと思うんですけど、国会議員たちが大阪の改革をやる、改革で財源を生むということを一生懸命言っていましたが、大阪はじめ、国会議員たちは大阪の改革やってないと。本人たちはやってないのに、それは何を言っているんだという声もすごい聞く。自分たちが改革やってないのに、改革をやるというのは浸透しますかね?」と投げかけた。
馬場代表は「数が問題ですから。数がなければできません。橋下さんがやられた大阪の改革は、府議会も過半数あって決めればできる環境下にありました」と前置き。「我々はもがき苦しみながら国会での数を増やしていく。数がなければ政治というのは実現しません。一定の時間がかかるのは国民の皆さま方にも理解頂きたい」と回答した。
橋下氏は続けて「吉村さん」と大阪府知事、大阪市長の「後輩」を指名。「大阪の改革やるためには、領収書を出さないようなお金で飲食をしたりとか、維新の国会議員のように政策活動費を使って領収書を出さない、飲み食いに力を入れる。こんなことで大阪の改革なんてできるはずがないんで、維新の国会議員の体質をぜひ、あらためてください」と畳みかけた。吉村氏は「政治とカネの問題については、厳しくやっていくのは当たり前なので厳しくやっていきます」と淡々と受け止めた。