衆院選は27日、投開票され、東京2区に国民民主党から立候補した新人で鳩山由紀夫元首相(77)の長男、鳩山紀一郎氏(48)が、初当選した。
小選挙区では自民前職の辻清人外務副大臣(45)に敗れたが、比例で復活当選した。今回、国民民主党は東京をはじめ全国で議席を大幅に増やしており、国民への追い風に乗った形だ。
東京2区は、鳩山元首相の弟、鳩山邦夫元法相(故人)のかつての地盤。
紀一郎氏は、鳩山元首相と、元タカラジェンヌの幸さんを両親に持つ。東大大学院修了。東大大学院講師や長岡技術科学大の特任准教授を歴任し、政治団体代表も務めた。
昨年末、次期衆院選出馬を会見で表明した。かつて父親とX(旧ツイッター)で親子バトルを繰り広げ、話題になったこともある。
一方、鳩山元首相は表だって息子を応援をすることはなかったが、今月20日のXに「衆議院東京2区の3人の候補者鳩山紀一郎×辻清人×今村充の討論会の模様です。なかなかみなさん興味深い話をしていましたので、ご覧になって頂けたらと思います」とつづり、紀一郎氏を含めた候補者の討論会の配信動画を投稿していた。