中村獅童(52)諏訪部順一(52)が29日、都内で、映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」(11月1日公開、ケリー・マーセル監督)ジャパンプレミアイベントに出席した。
同作はスパイダーマンの宿敵としても知られるマーベルコミックのダークヒーロー「ヴェノム」の活躍を描いた人気シリーズの最終章。中村は日本語吹き替え版で「ヴェノム」、諏訪部は「ヴェノム」になる前のトム・ハーディ演じるエディ・ブロックの声を担当する。
獅童はヴェノムスーツを着用で、ヴェノムの赤く長いベロを模した“レッドベロステージ”に登壇したが「ベロの上に登場するって言うから、違うのを想像していたよ」といきなり苦言。「今回は簡単でいいね」と続けると「最後だから映画会社ももうね…」と話した。諏訪部は「書かないで、書かないで!」と報道陣を制したが、「どんどん書いて下さい!」とほほ笑む獅童は「日本の宣伝部はやる気がなくなっちゃった」と続けた。
その理由の1つとして、楽屋事情を暴露。「2018年は息子の陽喜が1歳になるかどうかだったけど、このヴェノムスーツを気に入って写真を撮ったがいい思い出なんだけど」振り返り、「陽喜が来るって言ったからか楽屋がホテルの1室だったけど、今回はその辺だよ」と獅童節でまくしたてた。
「スパイダーマンスーツで散歩するのが趣味」という獅童。「このヴェノムスーツでも歩きたい」と話すと、スタッフからまさかのOKサイン。「えっいただけるの? ホントに?」と笑みを浮かべた。
獅童は「歌舞伎界でも期待が高まっている。聞かれるんだけど、言えないんだよね」と、歌舞伎界での期待値の高さを明かした。「最初は凶暴で暴れ回るだけだったけど、だんだん人間らしいキャラになっていったのがいいよね」と話した。
諏訪部は「ぜひ良い感想はSNSで広めていただき、それ以外は心に締まっておいてください」で会場を笑わせた。獅童は「四の五の言うより、良い作品になっています。声の仕事も一生懸命やらせてもらいましたので、楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。
ゲストに霜降り明星せいや(32)ゆうちゃみ(23)も登壇した。