7月の東京都知事選で165万票を集め、2位に入った前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が30日、YouTubeチャンネル「ReHacQ-リハック-」の生配信に登場。国民民主党の玉木雄一郎代表(55)の衆院選最終演説に登壇した経緯について触れた。
双方の登壇経緯が食い違っていたことに関して、石丸氏は「現場にいた人は分かってるんですよ、自分たちから声をかけて、僕に話をさせたっていうの。でもそれを今、自分たちが言い出したら批判が自分の方に来るじゃないですか。国民民主の方に。だから僕、あのXに投稿した通り、僕に肩代わりさせたんですよ」と説明。「それを一個人にさせるのはちょっと待てと。国政政党として、そのスタンスは、僕はさすがにひどいなと思いました」と語った。
そして「意図的だったでしょ。だってあれだけ世の中に、出て批判されてるんですよ、あんなやつを車に乗せやがってって。あれは『こっちから言ったんです』っていうチャンスはいくらでもあったのに誰も言わなかったでしょ。意図的にスルーしてるんですよ。今言い出したら、自分の方に批判が来るから、僕に負わせたっていう」と指摘した。
さらに「選挙の時だから批判をちょっとでも受けたくないっていう心理は分からなくはないですけど、ただ僕としてはやっぱり感じは悪い。こっちからお願いした話じゃないから」と語った上で「全然怒ってないです。僕が怒ったらあんなもんじゃ済まないです。それこそマジでカチンと来てたらあの相手が反撃できない時間帯を狙ってネガキャンを打ちまくっています」と力を込めた。
石丸氏の「一個人に批判の肩代わりをさせんな」と、玉木代表の最終演説を巡る一連の国民民主党の立ち回りについてXで言及。玉木氏は石丸氏の投稿を引用し「渡部区議にも確認しましたが、石丸さんが応援演説に来てくれたと思い込んでいて、お声かけしたそうです」と打ち明け「いずれにしても、こちらから登壇をお願いしたことは事実です。お力をお借りしたにも関わらず、石丸さんに説明までさせて申し訳ありません」と謝罪した。
玉木氏は石丸氏が登壇した当日にXで「石丸さんの登場に対してコメントいただいていますが、私も正直、びっくりしました。私自身、現場に到着するまで全く知らず、石丸さんが偶然来てくれたので、現場を盛り上げたいという判断でご登壇いただいたとのことです」と投稿していた。