渡邊佳祐(30)鈴木仁(25)松岡広大(27)藤岡真威人(20)が3日、都内で、映画「八犬伝」(曽利文彦監督)大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。曽利文彦監督(60)とともに登場した。
同作は作家山田風太郎さんの小説「八犬伝 上・下」を、VFXを駆使して実写映画化。里見家の呪いを解くため、8つの珠に引き寄せられた8人の犬士たちの運命を描いた“虚”と、物語を生み出した馬琴の“実話”の世界という、2つのパートが交錯する。
4人は虚パートに八犬士として出演。渡邊は犬塚信乃、鈴木は犬川荘助、松岡は犬村大角、藤岡は犬江親兵衛を演じた。
壮大なグリーンバックでの撮影に渡邊は「あんな高い所に登る意味はあったんですかね?」と監督に直球で問いかけた。曽利監督は「カメラの角度がね」とほほ笑みながら答えた。
時代劇初出演となった藤岡は「グリーンバックでの経験も初めてだったし、想像でしろと言われても『みんなどうしているのかな』と思っていた。でも怖くて聞けなかった」と明かした。
イベントでは、実話パート出演の役所広司(68)内野聖陽(56)からのサプライズビデオメッセージが流された。渡邊は「身が引き締まります」と感慨深げ。「Tシャツで来たことを後悔する。ネクタイをしてくればよかった」と後悔をにじませていた。
サプライズメッセージで役所の「うん十年前は僕も内野くんも、あのくらいのアクションもできたけど今は…」というぼやきに、内野が「私は今でもやりますよ!」と返すシーンもあった。
役所は「けがなくやってくれてよかった」とし、「若い皆さんだからこそチャレンジできることはたくさんあると思いますので、何事にもぶつかっていってください。でもケガには気を付けてください」とエール。内野は「私もまだまだ君たちといっしょにアクションをしてみたいなと思っていますけど、またいつか共演できることを楽しみしています。ともに頑張りましょう」とメッセージを送った。