演歌歌手川中美幸(68)が4日、東京・港区の増上寺で、文化放送「くにまる食堂」(月~木曜午前9時)の公開生放送に出演した。
川中が所属する創立90周年の老舗レコード会社「テイチク」と、同じ浜松町にある文化放送のファン感謝イベント「浜祭」のコラボレーション企画として実施した。
イベントではBEGIN比嘉栄昇(56)が20年前に作詞作曲した「こころのこだま」を歌唱した。あさみちゆき(46)は「コロナ禍を乗り越えて、声を出して歌えるようになった今、あらためてこの歌を届けたい」などとあいさつした。
川中は77年4月に「あなたに命がけ」をテイチクで発売して以来、在籍年数が現役最年長。イベント後の取材で「テイチクで47年。まだ若手だと思っていたらびっくりすることに気付いたら最年長です」と冗談を交えながら「『こころのこだま』はテイチク70周年でできあがった歌。良い歌は必ず人の心に残ると信じています。歌には力がある。この歌は良い曲だから100周年、200周年と歌っていきましょう。200周年には私はいないけど」とオチを付けてアピールした。
87年に亡くなった石原裕次郎さんはテイチク創立と同じ34年に生まれた大先輩。川中は「ご存命なら90歳。(80年に)『ふたり酒』がヒットした時に『売れて良かったね』と手を握っていただいたことを忘れることができない。それが私の大きな財産になっていますし、励みになっています」と話した。
怒髪天の増子直純、松原健之、杜このみ、三丘翔太、青山新も参加した。