今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。
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「50-50」
ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平が新記録達成。同じシーズンにホームラン40本、40盗塁を達成することを「40-40(フォーティ・フォーティ)」とよび、大きく称賛される対象だったのだが、それを超えて、ホームラン54本、59盗塁の「50-50」を達成した。
これまで「40-40」では、1988年のホセ・カンセコ(アスレチックス、42本塁打、40盗塁)、96年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ、42本塁打、40盗塁)、98年アレックス・ロドリゲス(マリナーズ、42本塁打、46盗塁)ら、スター選手5人が達成してきた。故障明けで打者に専念したシーズンの大谷は、「40-40」をはるかに超える前人未到の記録に到達。チームはワールドシリーズも制覇し、強いインパクトを残した。
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事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。