日本を含む米国、韓国など国際連合(UN)会員13国は5日、共同声明文を出し、先月末に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した北朝鮮を糾弾した。中国とロシアの拒否で、安全保障理事会(安保理)としての声明文は出せなかった。
ロバート・ウッド駐UN米国次席大使は同日、米ニューヨークUN本部の安保理会議場前で会見し「今回のミサイル発射は、22年からこれまで100回以上の弾道ミサイル発射で、複数の安保理決意を明白に違反した行為」と明かした。今回の声明は、日米韓の他に英国、デンマーク、フランス、ギリシャ、スイス、スロベニア、シエラレオネ、エクアドル、パナマ、マルタの13国が参加した。
以前、ウッド次席大使は、中国とロシアに対し「2国は、安保理常任理事国にもかかわらず、どんな処分も批判も受けないように、北朝鮮をずうずうしく保護している」と非難している。