地球上で最も厳しい大学受験国とも言われる韓国は、14日に大学修学能力試験を実施する。受験生のみならず、親や親戚ら国民の半分以上が関心を持つ、国レベルの大イベントだ。そこで各メディアには、受験に関する特集記事が満載だ。
聯合ニュースは7日、「試験までDー7…携帯電話など電子機器持参禁止、アナログ時計持参して」のタイトルで、受験を特集した。
「受験票と身分証明書を必ず持参して。修正テープで答案の修正は可能。昼食はお弁当を持参。終了後の答案作成は試験自体が無効になる」などと情報を掲載した。
また「試験当日は午前8時10分までに席に着かないといけない。携帯電話、スマート機器、デジタルカメラ、電子辞書、MP3プレーヤー、タブレットPC、カメラペン、電卓、ラジオ、ブルートゥース機能付き腕時計、通信機能のあるすべての電子機器の持ち込みは禁止」とした。
試験会場に持ち込める品目として「黒のパソコン用の電子ペン、白の修正テープ、黒の鉛筆、消しゴム、シャーペン、アナログ時計、マスクのみ。教科書や参考書などは持参できるが、試験前にはカバンにしまい受験室の最前列前に置かないといけない」。
さらに「終了のベルが鳴ると、筆記用具から手を離し、答案は右側、問題用紙は左側に置き、両手は机の下に下ろす」など、細かい動作まで伝えた。
「特に昨年の不正行為として最も多かったのは、終了後の答案作成。不正行為者は1年間の努力が水の泡となる」と警告した。
今回の受験者は52万2670人で、2浪以上の受験生は16万1784人で04年以降最多となった。