政治ジャーナリストの田崎史郎氏が8日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。石破茂首相が米大統領選で勝利宣言を出して返り咲いた共和党のドナルド・トランプ前大統領に祝意を述べ、5分間の電話会談を行ったことに言及した。
石破首相は「フレンドリー、本音で話ができるという印象を持った」と評した。来週は特別国会が11~14日に開催された後、ペルーでAPEC首脳会談(15~16日)に出席し、ブラジルでのG20サミット(18~19日)に回る。この後に訪米の可能性もある。
田崎氏は、「確約は取れていないんじゃないでしょうか。日本側がお願いしているという段階。向こうから『会いましょう』という返事は来ていないと思います」と予測した。
安倍晋三元大統領が8年前、トランプが大統領選に初当選した時の話も出した。「祝意の電話の後、APECの会合でペルーに行くが、途中で寄りたいとオファーし、トランプから会食を誘われ、90分ほど会い、一気に距離が縮まった。石破さんは5分だった。安倍さんは20分間話している。5分間であんな感じと分かるのかな?」と疑問視していた。