国民民主党の榛葉賀津也幹事長は8日の定例会見で、米大統領選を勝利して4年ぶりに返り咲きを決めた共和党のトランプ前大統領について言及した。
民主党のハリス副大統領との大統領選は歴史的な大接戦になるとの予測もあった中で、激戦州も制してスピード勝利となったことを念頭に「トランプ氏は強かったですね。我が国のみならず、世界において、トランプ再選のニュースは大きな影響が出ると思う」と指摘。「石破外交はこれからが正念場になると思う。特にしっかり外交に当たっていただきたい」「トランプさんになって相当手ごわいと思う」と述べ、今後首脳としてトランプ氏と向き合うことになる石破茂首相に注文をつけた。
さらに「石破総理がトランプ氏に1日でも早く会うべきと言われているが、私は急ぐよりもまず石破さんがどっしりと構えることだと思う。アメリカにこびる外交ではなく、自分たちで立って、プランBのような外交を考えていく(ことが大切)」とも指摘。「トランプさんは、弱さを見せるとすぐにかみつくからね。石破さんは堂々と自信を持って、日本の強みをもって対等な外交をやったらいいと思うよ。それを私は期待したい」と口にした。
「政局は水際までだから、野党でもあっても、外交や安全保障は、協力できるところは協力したい」とも語った。