国民民主党の玉木雄一郎代表は9日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、先月の衆院選で初当選した新人議員への取材対応をめぐる石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)から寄せられた指摘に返信する形の投稿をした。
7日に行われた国民民主党の新人議員に対する研修会で、鳩山由紀夫元首相の長男、鳩山紀一郎氏に取材を行おうとしたところ、党側が「ブロックした」とする一部メディアの報道があった。玉木氏はこれを受けて同日の投稿で「国民民主党は新人議員に限らず所属議員への取材については、取材依頼をいただき党内決裁を経た上でお受けしております」「今日も再三、党職員がお願いしたにもかかわらず撮影を強行され、こういう形の報道になってしまったことは残念です。どうか、ご理解、ご協力お願いします」とポストした。
これに対し、石丸氏は8日、「お互いに職業人として最大限の配慮があるべきです」とXで指摘。その上で「もっとも、この記事の流れだと、取材を承諾した鳩山紀一郎氏に非があるのでは?党首は経緯を把握されたのでしょうか」「何より、公人は公に取材を受ける義務があるはずです。国民よりも党を優先する規定は正しくないと感じます」と指摘していた。
玉木氏は、この石丸氏の投稿を引用しながら「石丸さん、ご意見ありがとうございます。おっしゃる通り新人とはいえ公職の議員ですので、取材のお申し出に対しては出来る限りお応えすべきと考えます」とつづった。
その上で「一方で、過去には恣意的に切り取られたり、トラブルがあった媒体等もあり、対応は慎重に考えたいというのが本音です。伝えるべきことをきちんと伝えられるよう、党全体で取り組みを進めて参ります」と、事情を説明した上で理解を求めた。