11日の衆院本会議で、首相指名選挙の投票が行われ、開票作業の結果、投票総数465議席の過半数(233議席)を超えた候補者がおらず、決選投票に持ち込まれた。
自民党総裁の石破茂首相が221票、立憲民主党の野田佳彦代表が151票で、この上位2人による決選投票に持ち込まれることになった。
衆院の首相指名選挙が決選投票になるのは1994年以来、30年ぶり。
この日、一部週刊誌のウェブ記事で「元グラビアアイドルとの不倫デート」が報じられた国民民主党の玉木雄一郎代表(55)に対しては、同党所属の衆院議員28人全員が「造反」することなく、投票した。国民民主党は、決選投票でも玉木氏に投票することをこの日の両院議員総会で確認している。
石破、野田両氏による決選投票では、石破首相が野田氏の票数を上回ることが確実視されている。石破首相が第103代内閣総理大臣に再び選出される見通しで、首相指名選挙の後、石破首相は第2次石破内閣を発足させる。