阿部寛(60)の主演映画「ショウタイムセブン」(渡辺一貴監督、25年2月7日公開)に、竜星涼(31)生見愛瑠(22)井川遥(48)吉田鋼太郎(65)が出演することが11日、都内で行われた完成報告イベントで発表された。
公開年の25年にキャリア40年を迎えるが、初のキャスターを演じる阿部は「キャスター役は、避けていた。時間の中で、できる機転の利き方…自分にはできない。ここまできて、いろいろな役をやった…ハードルに挑戦しようと」と新たな挑戦だと明かした。
「ショウタイムセブン」は、韓国で大ヒットをしたソリッドスリラー「テロ,ライブ」(キム・ビョンウ監督)が原作。阿部は、国民的報道番組「ショウタイム7」の元人気キャスター折本眞之輔を演じる。テレビ局に爆弾が仕掛けられ、1歩でも出れば即爆破という極限状態の中、折本は爆破犯と名乗る謎の男から交渉人に指名され、全ての発言が生死を決める、史上最も危険な生放送が始まる。1本の電話から始まる、逃れられない緊急生中継“リアルタイム型”サスペンス・エンターテインメントだ。
竜星涼は国民的ニュース番組「ショウタイム7」の正義感あふれる若きキャスター安積征哉、生見は「ショウタイム7」の新人アナウンサー・結城千晴、井川は事件の真相へと迫る記者・伊東さくら、吉田は視聴率第一主義のテレビ局プロデューサー東海林剛史をそれぞれ演じる。
監督は、23年の映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」をはじめ、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズの演出で知られる、渡辺一貴監督(55)が務める。今夏に撮影し先日、完成した。
◆「ショウタイムセブン」 午後7時。ラジオ番組に1本の電話。直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男から交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター折本眞之輔(阿部寛)。突如、訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。しかし、そのスタジオにも、既にどこかに爆弾がセットされていたのだった。1歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「わな」の数々。折本のすべての発言が生死を分ける。その極限状態がリアルタイムに全国民に拡散されていく。