韓国国会は、来年の検察特別活動費と特定業務経費を全額削減した。今年の同費用は587億ウォン(約62億円)だった。中央日報など韓国主要メディアが伝えた。
韓国の法制司法委員会は8日、極秘捜査などで用いる同経費を0ウォンで議決した。検察から必要な領収書が提出されなかったため。この決定に対し、検察は領収書を提出することを伝えた。
本来、同経費は麻薬のおとり捜査の謝礼や極秘捜査で生じる経費に当てるなどされており、出費の立証が難しい。しかしこれまで、会食費や検察内の報償金、整水器レンタルなど、本来の目的とは異なる出費があったため、韓国国会が厳しい取り締まりを決めたとみられている。