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国民・玉木代表、宮崎謙介氏らのような「不倫報道→議員辞職」を否定「政策実現で信頼回復を」

日刊スポーツ 2024年11月12日 14時2分

元グラビアアイドルとの不倫報道の事実関係を認め謝罪した国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、国会内で党代表として定例会見を行った。不倫報道を認めた11日の会見は事務所主催で、この日は党主催の定例会見だったが、個人的な不倫報道に関する質問はやまず、玉木氏は謝罪の言葉を口にしながら説明を続けた。

かつて、妻の妊娠中に別の女性との不倫関係にあったことが報じられた元衆院議員の宮崎謙介氏や、今年「パパ活」報道があった宮沢博行元衆院議員らは、いずれも議員辞職している。「ご自身から辞職する考えは全然ないのか」と厳しく指摘された玉木氏は、自ら辞職する意思はないことをあらためて明かした。

玉木氏は「期待をいただいた多くのみなさんにおわびを申し上げたいし、大前提として家族にわびなければならない」とした上で「最愛の妻がいる中での行動ですから、叱責(しっせき)されるのは当たり前。家族にいかに説明していくのか。許してもらえないとは思うが、一生かけて謝り続けていきたい」と述べた。

その上で「脇が甘かったことは率直に認めないといけない」とした上で、過去にセキュリティー・クリアランスをめぐり、政務三役に対する「性的行動」をチェックする必要性を訴えていたことを念頭に「私は政府の立場にはないが、明らかになった時点で隠さず速やかにオープンにすることが、防御を高めていくことにもなる。その視点もあったので率直に認めて、会見をした」と11日の対応について強調した。

宮沢氏や宮崎氏のように議員辞職しない理由をあらためて問われると「(衆院選で)国民民主党に対し、政策に期待して1票を入れたという方がたくさんいらっしゃったのは事実。これから税制改正も本番の時期に入る。期待を示してもらった手取りを増やす経済政策、とりわけ103万円の壁の引き上げを実現することをもって、失われた期待をなんとか回復したい」と訴えた。

「こういうことを起こした私自身だけではできないので、優秀な仲間がわが党にはいる。力を借りながら、チームで政策を実現するところに私も一員として加わり、国民のみなさまの期待に応え、失われた信頼回復にも貢献したい」と述べ、議員辞職の考えはないことをあらためて訴えた。代表職については、11日の両院議員総会で続投方針が確認されたことに触れた。

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