11日に発足した第2次石破内閣の副大臣26人と政務官28人の顔ぶれが、13日の臨時閣議で、正式に決まった。
自民党から、アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子参院議員(56)が初めて政務官に起用され、外務政務官に就任したほか、女性ボーカルグループ「SPEED」メンバーで、昨年の自民党女性局フランス研修でのSNS投稿で物議を醸した今井絵理子参院議員(41)が、内閣府政務官に起用された。
生稲氏は英利アルフィヤ衆院議員(36)、松本尚衆院議員(62)とともに外務政務官を務める。
今井氏は、第2次安倍内閣でも内閣府政務官を務めている。
アイドル出身の2人の参院議員がそろって政務三役の一角の政務官に起用されることになり、自民党内では驚きや期待といった、さまざまな受け止めが広がっている。派閥裏金事件をめぐり、政治資金収支報告書に不記載が認められた「裏金議員」の起用は、副大臣、政務官ともに見送られており、そうした事情も「アイドル出身政務官」誕生の背景の1つではないか、と指摘する声も聞かれた。