韓国で再び大統領弾劾の機運が出てきた。第3党の祖国革新党は12日、院内会議終了後「20日に(ソウル市内の)光化門広場で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追案を公開することを決定した」と発表した。韓国メディアが伝えた。
シン・ジャンシク院内代表は「初案を公開することで、基本的に国民とともに弾劾訴追案を完成していく。光化門広場で公開するのは、6年前に(当時の)朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾の熱気が集まった場所だから」と説明した。
夫人の株式操作疑惑や法律違反の見方が強い国会議員推薦疑惑などで、尹錫悦大統領の支持率が10%台の世論調査が多く、弾劾の機運が高まったと判断したようだ。
朴槿恵大統領は、友人の国政介入などが問題化した「崔順実ゲート事件」で罷免され、21年に贈収賄の罪などで懲役22年などの実刑判決が下ったが、その後、恩赦で釈放されえている。