今年7月の東京都知事選に立候補した立憲民主党の元参院議員、蓮舫氏(56)は14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新し、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)と元グラビアアイドル小泉みゆき(39)の不倫報道を念頭に言及した。
今回の問題の詳細には直接触れていないが「女性は仕事を失いかねないが、男性は政策のために頑張れとお咎めなし」とした上で「すん、とする」と記した。「すん」は、今年放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」で登場し、女性が言いたいことを言えずにあきらめの境地にある局面での表情を表現するフレーズとして登場し話題になった。
玉木氏は11日、「FLASH」のウェブ記事で、玉木氏の地元・香川の「高松市観光大使」を務める小泉氏との「不倫密会」を報じられた直後、国会内で会見を開いて、大筋で事実を認め謝罪。会見後に開かれた党の両院議員総会では、玉木氏の代表職続投が確認され、玉木氏自身も、衆院選で大きな支持を集めた「103万円の壁」引き上げの実現に執念を燃やし、代表辞任や議員辞職は否定した。
一方、小泉について「高松市観光大使」を解任されるのではないか、とする見方が一部で飛び交った。蓮舫氏の投稿は、こうした玉木氏と小泉の立場の違いを踏まえたものとみられる。
国民民主党は13日の臨時役員会で、玉木氏の不倫報道をめぐり、党の倫理規則に基づいて「倫理委員会」にかけることを決めた。今後、党としての調査が始まる。榛葉賀津也幹事長は記者会見で「プライベートのこととは言え、世間をお騒がせして国民のみなさんに失望を与えた。まずは党として倫理委員会に委任し、調べてもらうということだ」と説明した。
蓮舫氏の投稿には「すんかもしれないし、はて?かもしれません」「後世に残したくない社会的習慣です」「(玉木氏は)随分勝手な言い分」など、同調するコメントも寄せられている。