東京都の小池百合子知事は15日の定例会見で、自身が3選された今年7月の都知事選で次点だった石丸伸二・元広島県安芸高田市長が、来年の東京都議選を視野に地域政党を立ち上げる意向を示したことについて問われ「詳細については存じておりません」と述べるにとどめた。
小池氏は、今月6日から14日までエジプトやアゼルバイジャンなど海外出張に出ており、石丸氏が「石丸新党結党プラン」をユーチューブ番組配信で明らかにしたのは12日だったこともあり「帰ってきたばかりなので、詳細については存じておりません」と述べた。
小池氏が特別顧問を務め、小池都政を支える地域政党「都民ファーストの会」も、来年の都議選で3度の選挙戦に臨むことになる。「石丸新党」が立ち上がって都議選に参戦すれば、都民ファとも議席を争うことになる。
10月の衆院選で都民ファは、国民民主党の候補を支援していた。一方、小池知事は自民党や公明党の候補者の応援にも回った。小池氏は、来年の都議選で、国民民主党や都民ファーストの会がどう連携するのか問われると「最新のところはこれから都民ファーストさんの方からうかがいたい。勉強会を重ねていて、そういう連携の中で、進んでいるということだと思います」とだけ述べた。