共産党の大門実紀史(だいもん・みきし)参院議員(68)は15日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、第2次石破内閣発足に伴う政務官人事で、内閣府政務官(復興兼任)に就任した自民党の今井絵理子参院議員(41)に対するSNS上の批判的な反応を念頭に苦言を呈した。
「今井絵理子さんにたいするバッシングがひどすぎる」と書き出した投稿には「今井さんは聴覚障がい者支援でずっと頑張ってこられた。一昨日もそのことで私の部屋に相談に来てくださった」と記され、「そういうことを何も知らないで、元女性アイドルだから何もしていないだろう、できないだろうと決めつけてたたくのは、職業にたいする偏見やジェンダーバイアスではないのか」と指摘し、過度なバッシングに疑問を示した。
「2年半前、今井さんから頂いた本はいまも私の本棚にあります」として、「耳の不自由な人をよく知る本」と題された著書の写真も投稿した。
今井氏をめぐっては、昨年の自民党女性局フランス研修でのSNS投稿が「観光旅行のよう」として、研修に参加したメンバーとともに強い批判を受けた。研修の報告書を今もって公表していないことも、今井氏に対する批判のベースになっている。
今井氏は今回、第2次安倍政権時代に務めて以来、2度目の政務官就任となる。また、3人いる外務政務官の1人に、アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子参院議員(56)が起用されたこともあり、「ホント、国民の為に考えてんのか?石破首相… 生稲晃子議員 →外務政務官 今井絵理子議員→内閣府政務官か…それにしても、もうマシな人は自民党にはおらんのか 呆れる!」「元アイドルに重要ポストを任せる先進国は日本だけ これでは世界に笑われます」などの厳しい指摘が、インターネット上には寄せられている。