がんに罹患(りかん)したことを公表した女優の希良梨(44)が15日、インスタグラムを更新。12月に開腹手術を受けることを報告した。
希良梨は先日受けていた精密検査の結果により「12月に、2週間ほど、手術で入院することになりました」と報告。入院期間について「1週間ほどだと思っていたので、2週間は長いなぁと思ったり クリスマスに退院の日なので」と複雑な思いをにじませつつ、「でも、もし元気が良くて調子が良ければ、もっと早く退院できるそうなので 私はもともと明るく元気印が私の取り柄なので(自分で言ってますね笑)もう、ここまで来ると笑って乗り越えていくしかない。先日の診察で、先生のお話を聞いたときに心の中で、そんな声が聞こえました」と前向きに受け止めている様子をうかがわせた。
これまでは「自分が嫌だなって思う部分の方に目が行きやすく、ネガティブな方向を見がちだった」という希良梨だが、がんを患ってからは病気のつらさよりも、周囲の人々の温かさや優しさに触れる機会が増え、「感動して涙が出るようになりました」と、心境の変化があったという。
「入院中のパジャマはおばあちゃまの新品のお下がりのパジャマを着て、開腹手術を、頑張りたいと思います」と意気込み、「大きな傷はできるけれども、私の愛する大切な人が言っていました。『傷は勲章なんだよ』って。自分に誇りを持って、敵は、いつも自分自身で、自分に負けないように、でも、たまに負けたりしてもいい。ありのままの自分の心の声を、ちゃんと耳を傾けてあげて、聞いてあげられる自分でいたいと思います」とつづった。
日本で女優として98年放送のドラマ「GTO」や映画「ラブ&ポップ」などに出演したほか、歌手としても活動したが、子宮頸(けい)がんを患い休業して治療に専念。その後、海外に拠点を移し、国際結婚や出産を経て15年に日本での芸能活動を再開した。
今年9月、がんを患っていることを公表。今後の治療方針を決めるための手術を受けていたが、その検査結果について10月17日の投稿で「良いお知らせが出来なくてとても残念ですが、思ったより癌の広がりが確認された為、次の段階の精密検査など、また、再手術という結果となりました」と報告するとともに、「でも、ご心配なさらないでください。見つかった癌は初期の段階です」と説明し、「きちんと治療すれば治ると信じています」と思いをつづっていた。