知事失職に伴う兵庫県知事選が17日、投開票された。パワハラなどの疑惑告発文書問題を巡り、県議会で全会一致の不信任決議を受け自動失職した無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、前尼崎市長の稲村和美氏(52)らを破り、再選を果たした。
関西の放送局やウェブ動画メディアも、投票締めきりの午後8時前後の時間帯で、斎藤氏の事務所からのライブ配信をスタート。午後8時10分ごろには、カンテレNEWSと、TBS NEWS DIG、読売テレビニュースの各YouTubeチャンネルはともに2万人を超え、ニコニコニュースは3万人を超える視聴者が集まるなど、地方の県知事選挙としては異例の注目度となっている。
稲村氏は選挙戦中、県内29市長による市長会の有志21人が応援を表明する文書を公開。さらに1人が加わり22人から支援される異例の展開となっていた。
ほか、無所属で日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏(50)共産推薦の医師大沢芳清氏(61)NHKから国民を守る党の党首立花孝志氏(57)、レコード会社社長の福本繁幸氏(58)、ニュース分析会社社長の木島洋嗣氏(49)が立候補していた。