17日の兵庫県知事選で再選確実となった無所属の前職斎藤元彦氏(47)が同日、宮根誠司がキャスターを務めるフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後10時)に、神戸市の選挙事務所から生出演した。
元兵庫県明石市長で弁護士の泉房穂氏もスタジオゲストで出演。泉氏は斎藤氏に「まず当選おめでとうございます」と祝福すると、「加えて、おわびです。私、一面的な見方で、かなり厳しいトーンで、この間、対応してきたことにつきまして、今回民意を見て、私自身、反省するところも多く、おわび申し上げたいと思います」と謝罪した。斎藤氏もにこやかに頭を下げた。続けて泉氏は「民意を得られたんですから、しっかりと県民のために頑張っていただきたいという言葉をお伝えしたいと思います」と呼びかけ、斎藤氏も深く一礼した。
その上で泉氏は「これはします」という、県民に約束できるような政策を問いかけた。斎藤氏は「県立大学の無償化については、今年からスタートしました。これについては県議会からもさまざまなご指摘がありますけど、これはしっかりと進めていきたい」と述べた。さらに「もう1点が県庁舎の建て替え問題ですね。これは泉さんも、前の知事選挙の時に、当時700億円でしたっけ。それはかけ過ぎだという指摘もあったと思いますけど、庁舎の問題についてはやはり、1000億円、今の価格だとかかるので、それはやはり県民の皆さんの理解は得られない。すべて税金、それから借金いなりますから、ここはしっかり、コンパクトでスリムな県庁舎をどうするか、ということをしっかり議論して、決めていきたいと思います」と語った。
斎藤氏は、県内の市長22人の応援を受けるなどした元尼崎市長稲村和美氏(52)ら、無所属6新人を破り再選を確実にした。