集英社が発行する漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の編集部が19日までに公式X(旧ツイッター)で、同誌における原稿料を改訂したことを報告し、関係者やファンをざわつかせた。
同編集部は「『#週刊少年ジャンプ』本誌で連載・読切掲載する場合の最低原稿料を24年11月掲載分より改訂しましたので、ご報告させていただきます」とし、改訂された原稿料を公表。「読者の皆様からいただいた雑誌(紙版・電子版)の売上利益を基に、弊誌作家さんのより良い執筆環境作りへ今後も改訂を重ねてまいります」とした。
昨年11月、他誌での連載経験がある作家向けに行われた説明・相談会では「週刊少年ジャンプ」掲載時の原稿料はモノクロ1ページ1万8700円以上、カラー1ページ2万8050円以上とされていたが、今回の改訂ではそれぞれ2万900円以上、3万1350円以上と2000~3000円程度アップした。
今回の発表を受け、漫画「はじめの一歩」の作者、森川ジョージ氏は自身のXで「うあー」と目を回した顔の絵文字を添えて驚きを表し、「うえきの法則」の福地翼氏は「ジャンプの原稿料すごいな。サンデーも来年からコミックスのカバー表紙や特典ペーパーなどにも制作費が出ることになったらしいし、こういうクリエイターに優しい世界が少しずつ広がっていってくれるといいな」と投稿。ほかにも漫画家や関係者、ファンから驚きの声が多数あがった。