韓国に移籍した囲碁の女流棋士、仲邑菫三段が18日、現地で行われた第8回海成女流棋聖戦準決勝で金■舒四段を下して、移籍後初の決勝進出を果たした。黒(先手)番の仲邑は金に8目半勝ちした。決勝の相手は、崔精九段対金惠敏九段の勝者で、決勝3番勝負は12月3日、9日、10日の順に開催される。
昨年秋に移籍を発表した仲邑は2009年(平21)3月2日生まれ。2019年(平31)に英才特別採用棋士として、史上最年少のデビュー。22年女流名人戦で初めてタイトル戦の挑戦者となり、同年の扇興杯準優勝。23年の女流棋聖戦では、13歳11カ月の最年少で初めてタイトルを獲得した。
さらなる飛躍を求めて今年3月の中学卒業と同時に韓国棋院に移籍。毎月5日に発表される同院ランキング(11月5日発表)では女流棋士として6位。成績は19日現在で75勝14敗。
※■は王ヘンに民