国民民主党の玉木雄一郎代表は19日の定例会見で、さきの衆院選で同党が躍進する一因となったSNS戦略が、17日に投開票された兵庫県知事選で斎藤元彦氏の再選でもみられたことについて見解を問われ、コメントした。
兵庫県知事選をめぐっては、選挙戦のさなかにSNS上に真偽不明の情報も出回ったことが指摘されている。玉木氏は、選挙戦でのSNS上の偽情報対策について問われた際、自身の経験に言及。「必ずしも真実ではないことを拡散されることもよくあり、今もそういうことにさらされている」と述べた。
玉木氏に関しては、元グラビアアイドル小泉みゆきとの不倫報道をめぐり、真偽不明の一部情報がインターネット上で拡散されたばかり。玉木氏は今月16日、自身のX(旧ツイッター)で「全くの虚偽情報」として、削除を求める事態になっている。
玉木氏は、SNSで発信した過去の発言をめぐる反応を念頭に「常日頃から発信していることで、『(玉木氏は)そんなことは言っていない』と、過去の発言をユーザーの方が(SNS)に上げてくれている。ユーザーの方がファクトを補強してくれることもある」とした上で、かねて重視してきた「ネットどぶ板」の必要性をあらためて強調した。
「選挙になって急に(SNS戦略を)始めても間に合わない。常日ごろの情報発信、地上も空中も『ネットどぶ板』は重要だ」と訴え、選挙戦にはSNS戦略は重要との認識をあらためて示した。