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「既存政党に満足しない民意が存在」国民・玉木雄一郎代表、兵庫県知事選の結果踏まえて指摘

日刊スポーツ 2024年11月19日 12時38分

国民民主党の玉木雄一郎代表は19日の定例会見で、17日に投開票された出直し兵庫県知事選で斎藤元彦氏(47)が再選されたことをめぐり、斎藤氏勝利の一因に緻密なSNS戦略が挙げられていることについて問われ「SNSは1つの手段。主張がいちばん大事だ」と述べた。

兵庫県知事選で斎藤氏は当初劣勢が指摘されたが、先行が伝えられた稲村和美・前尼崎市長を終盤で大逆転し、当選。政党の支援がなかった斎藤氏の陣営はSNSを駆使した選挙戦略を展開。SNSの情報をきっかけに街頭演説に訪れる有権者が激増する傾向がみられ、斎藤氏自身、18日の取材に「SNSは1つの大きなポイントだった」と振り返った。SNSは、先月の衆院選の結果、大躍進した国民民主党にとっても、党勢拡大の一因になったと指摘されている。

SNS戦略が各種選挙で大きな鍵を握る存在となってきた現状について、玉木氏は「(兵庫県知事選の結果については)1つの民意が示された。投票率もかなり上がったと聞いているので、この結果は重いと思う」と述べた上で「我々、国民民主党の躍進にもSNS、特に動画が影響したといわれるが、私はこれは1つの手段であって、言っている主張がいちばん大事だ。それが、SNSというメディアで伝わりやすくなったのかなと思う」と述べた。

その上で「既存政党や既存概念に対して、満足しない、満足できない民意が存在しているということは強く感じる。そこをどうしっかり受け止められるのか、これからの政治に問われると思う」とも口にした。

「結党から4年の我々とて、気を緩めると常に古くなっているし、今この瞬間も、古くなっている、常に自らを、政策的にもアップデートしていくことだ。常に、自分たちは古くなっているという自覚を持って対応していかないと、政党や政治家はすぐに陳腐化することへの警鐘を受け止めている。我々も変わり続けたい」とも述べた。

SNS戦略を、来年の参院選にどう生かすかとの質問には「我々とて(衆院選で)完璧にできたとは思っていない。結果として多くの、名前も知らない方に動画や、さまざまな静止画の投稿を含めて助けて頂いたおかげで、結果が出たのかなと思う」とあらためて分析。「兵庫県知事選の結果も含め、よく分析し、来年の参院選に生かしていきたい」と述べた。

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