国民民主党の玉木雄一郎代表(55)は19日の定例会見で、今年4月の東京都知事選で約165万票を獲得して次点に入った元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)と、近く面会する予定があると明らかにした。
石丸氏は11月12日のYouTube生配信で、来年の東京都議選に向けて、12月中にも地域政党を立ち上げる意向を表明しており、「石丸新党」の行方は政界の大関心事となっている。
玉木氏は会見で、来年の都議選などでの石丸氏との連携や、衆院選で支援を受けた、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」との連携について問われ、「まだ何も決まっていない」と口にした。その上で石丸新党に関しては「まったく、何も知らない。近々会いますので(詳しいことを)聞いてみたいと思います」と述べ、石丸氏と近く面会予定があることを明かした。
都民ファについては「衆院選の際にかなりお手伝いをいただいて、わがことのようにサポートをいただいた都議会議員の方もいらっしゃる。政策的な連携をとってきた経緯もあり、どのような対応を取れるのか、よくコミュニケーションをしたい」と述べるにとどめた。
玉木氏は11月13日にTOKYO MXの番組に出演した際、「石丸新党」について「まだ具体的にどうなるか分かりませんが、かなり旋風を、また巻き起こす可能性は十分あるのではないですかね」との見解を示した。国民民主党として、東京都議選への候補者擁立にも意欲をみせていた。