国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)が22日、定例会見を行い、名古屋市長選(24日投開票)に出馬した同党の元共同代表の大塚耕平前参院議員をめぐる一部のネット情報に誤解があるとして、注意喚起した。
同市長選は、衆院選に立候補した河村たかし前市長の辞任に伴って行われ、河村氏の後継と目される日本保守党推薦の広沢一郎前副市長(60)と、大塚氏が激しく競っていると伝えられている。榛葉氏は定例会見後に、玉木雄一郎代表や伊藤孝恵参院議員らと、応援演説のため名古屋入りすることを説明。その流れで「一部ネットで、大塚さんが増税派であるとか、いろんなネガティブキャンペーンもあるようですけれども、大塚さんはずっと国民のために立った、減税派でやってまいりました」と指摘した。
また「103万円の壁の引き上げ」など同党の主要な政策に、政調会長という「当事者」の役職でかかわったと強調。「同期の私から心を込めたお願いをしたい」とコメントした。
大塚氏は国民の他、自民、立憲、公明が推薦し、大村秀章愛知県知事が支援している。他、共産が推薦する尾形慶子氏(67)元会社員の太田敏光氏(76)旅行会社社長の水谷昇氏(61)元大学講師の不破英紀氏(64)元自治省職員の鈴木慶明(85)の新人7人が立候補している。