上方落語出身で、東京に活動の拠点を移していた落語家、桂雀々さんが急死したことが22日、分かった。所属事務所の発表によると、糖尿病からの肝不全により20日に亡くなったという。64歳だった。
落語家の立川志らく(61)は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「談志追悼演劇に出演交渉した際ギャラを提示したら『1ステージ?』『いや全ステージで』『ホンマかいな!まあ志らくに頭下げられたら出なしゃあない』と引き受けてくれた雀々さん」とエピソードを明かした。
「昨日は談志の命日。私は追悼の独演会。その日に兄さんの訃報を。なんだか感情がわからなくなった」と、亡き師匠の命日に訃報に触れた戸惑いをにじませ、「ありがとう!寂しい」と感謝の言葉とともに悲しみをつづった。