石破茂首相が内閣総理大臣に就任して初めての場所開催となった大相撲九州場所が24日、千秋楽を迎えたが、恒例の内閣総理大臣杯授与に、石破内閣の関係者は登場しなかった。日本相撲協会の八角理事長が、初優勝を果たした大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)に、石破首相名の表彰状を代理で読み上げた上で、内閣総理大臣杯を手渡した。
地方開催場所では、ゆかりのある国会議員や閣僚のほか、東京開催場所でも登場する内閣官房副長官が授与役を務めることが多い。昨年の九州場所で優勝した霧島には、40キロ近い総理大臣杯をたびたび自力で授与し、「怪力」と話題となった岸田内閣の村井英樹・前官房副長官が手渡した。
第2次安倍内閣時代の2019年11月の九州場所では、福岡8区が地元の麻生太郎元首相が和装姿で、プレゼンターとして登場したこともある。