俳優遠藤憲一(63)主演のテレビ朝日系ドラマ「民王R」(火曜午後9時)の第6話が26日に放送され、平均世帯視聴率が3・3%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は1・8%だった。
同作は人気作家池井戸潤さんの小説が原案。15年に同局が初映像化し、9年振りの「Return(リターン=再来)」となる。前作は遠藤演じる現職総理大臣の武藤泰山とおバカな息子、翔(菅田将暉)の心と体が入れ替わるという、前代未聞の大珍事を描いた。今作でも再び総理大臣の座に就くが、入れ替わりの対象は全国民。毎回、総理大臣が国民の誰かと“Random”に入れ替わる奇想天外なストーリーとなる。新キャストでなにわ男子大橋和也(27)あの、山時聡真(19)が登場する。
◆第6話のあらすじ
突如として広まった武藤泰山総理大臣の体調不良説。泰山と官房長官の狩屋孝司(金田明夫)は、うわさの出処は民政党のドン、二木正一(岸部一徳)だろうと推測。自分の意向に沿わない泰山へのけん制と思われるが、その裏にはようやく身辺整理が終わった“永田町のプリンス”白鳥翼(溝端淳平)を次期総理へ推そうという策略があった。
しかしその直後、白鳥に女性関係のスキャンダルが発覚。なんと6股交際が週刊誌にスッパ抜かれたのだった。政敵の失脚に沸き立つ狩屋、田中丸一郎太(大橋和也)らだったが、そこに入れ替わりの予兆。そして泰山は、お笑いコンビ「ミサイルキック」堀田豊(安井順平)と入れ替わってしまう。
2年前、ガードレールへの当て逃げで無期限の謹慎が明けた堀田。ようやく復帰してつかんだネタ見せの最中に入れ替わりが起きたことで、激しく落ち込んでいた。復帰から1年たっても仕事はなく、相方の山倉(おいでやす小田)に解散をもちかけており、その期日まであと10日に迫っていたのだ。
その頃、スキャンダルが発覚した白鳥は二木にはしごを外され、政界追放の危機に立たされていた。白鳥の話を聞いた堀田は独断で白鳥をかくまうことを決める。
そのころ、公安の新田理(山内圭哉)と猫田マモル(山時聡真)の調べで、一連の入れ替わりにナリタカンパニーの成田崇彦(中村育二)が関わっていることが判明。ナリタカンパニーが運営する成田育英財団出身の冴島優佳(あの)は複雑な思いを隠せなかった。