大手芸能事務所レプロエンタテインメントは28日、俳優の早瀬憩(17)とマネジメント契約を締結したと発表した。
早瀬は、自身のSNSで「ご報告です。この度、レプロエンタテインメントさんと、マネジメント契約をさせていただくことになりました。これからも感謝の気持ちを忘れず、皆様に素敵な作品をお届けできるよう自分らしく頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします」とコメントを発表した。
早瀬は、6月公開の映画「違国日記」(瀬田なつき監督)で、新垣結衣(36)とダブル主演の形で初主演している。劇中では、両親を交通事故で亡くし、新垣演じる叔母で少女小説家の高代槙生に引き取られ、同居を始める田汲朝を演じた。5月9日に都内で行われた完成披露上映会で、初の舞台あいさつに臨むと、新垣から「撮影2日目でパーソナルなところに踏み込んだ話ができたり…すごくナチュラルで良い関係を築けたと思っている。私も憩ちゃんのことを信頼して現場にいられた」などと絶大な信頼を寄せられた。
一方、早瀬も、6月の公開記念舞台あいさつの檀上で、新垣にサプライズで手紙を読んだ。その中で「結衣さんから巣立っていかなくちゃ、いけないんだ」「結衣さんに教えてもらった言葉を胸に、そのままの自分でお芝居を続けていきます。最後に、いつも優しくて、穏やかで…意外とおちゃめな結衣さんが大好きです」などとメッセージを送った。直後に、新垣を泣かせるなど、揺るぎない絆をのぞかせていた。
関係者によると、早瀬は前所属事務所スペースクラフト・エージェンシーとの契約を満了し、フリーの期間を経てマネジメント契約を結んだという。
◆早瀬憩(はやせ・いこい)2007年(平19)6月6日、千葉県生まれ。19年から芸能活動を開始し、21年の日本テレビ系ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」で女優デビュー。22年12月公開の映画「Dr.コトー診療所」に出演。23年1月期の日本テレビ系ドラマ「ブラッシュアップライフ」では、夏帆(33)が演じた門倉夏希の中学時代を演じ、同年フジテレビ系「うちの弁護士は手がかかる」なども含めて注目される。7月公開の映画「あのコはだぁれ?」(清水崇監督)では、主演の渋谷凪咲(28)に次ぐ2番手で出演。渋谷演じる君島ほのかが臨時教師を務めた学校の生徒・三浦瞳を演じた。オーディションを経てつかみ取った「違国日記」が映画初主演作。第16回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞、第37回日刊スポーツ映画大賞でも新人賞にノミネートされている。