政治ジャーナリスト田崎史郎氏は30日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、近く退任する日本維新の会の馬場伸幸代表が29日、代表として臨んだ最後の記者会見で人目もはばからず涙ぐんだことについて、その理由を分析した。
馬場氏は会見で、2015年12月に「おおさか維新の会」幹事長に就任してからの9年間が「走馬灯のように頭を回っている」と述べ、「この間、非常に、(党内で)離合集散もありましたし、紆余(うよ)曲折もありました。そのときそのときで、できることは一生懸命やってきたと思いますし、みんなが支えてくれましたので」と、涙声で振り返り「今、(党は)いろいろいわれていますが、私は維新がそんなひどい状況になっているとは思っていない」「まあ…しんどいこともありましたね…楽しいことも多かったし」と、何度もハンカチで涙をぬぐいながら語った。
現在代表選が行われている維新は12月1日、新しい代表を選出する。田崎氏は「馬場さんが最後の会見で涙をみせられた。涙の理由を明日選ばれる方は、十分に感じてほしい」と述べた上で「ものすごく、馬場さんはいろんな面で苦労されたわけですよ。それを分かってあげることが必要なんだろうと思います」と述べた。
司会の中谷しのぶキャスターに「国政政党としてどう存在感を示せるか、というところも注目ですよね」と振られると「そうです」と、力を込めた。