1日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金午前8時)で、地球温暖化による海水温上昇に伴い、今冬「ドカ雪」が予想されるという内容のパネル企画のエンディングで、エネルギー政策について口にした俳優石原良純(62)と、元テレビ朝日社員の玉川徹氏との間で言い合いが起きるひと幕があった。
番組では、気象学を専門とする三重大大学院の立花義裕教授をゲストに、地球温暖化がもたらす気候変動について特集。寒波と高い海水温で、今冬は大雪が予想される地域があると予測される一方で、日本近海で深刻な「海の温暖化」が進んでいることなどを報じた。
その流れで、「身近な話」として、温暖化が冬野菜の生育にも影響が出て、価格が高騰しているものもあることにも触れられた。
パネル企画が終わりにさしかかった場面で、良純が原発政策に関して口にしようとした。これに、玉川氏は「食料とエネルギーの話ではない」と、さえぎるように発言。良純は「違うんだよ。これはすごく大事で、食料の次はエネルギーなんです。食料、エネルギー、次は安全保障だからね。全部つながっている」と、持論を訴えた。
パネルコーナー終了直前の出来事で、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は良純に「時間がないから…」と述べ、玉川氏は「終わんないから。この話は」と、反論した。
羽鳥は「方法は、いろいろまた議論しましょう。ただ温暖化で、こういう影響がありますよということをあらためて知っておかなければなりません」とまとめ、立花教授が「認識は同じです。(温暖化対策には)CO2を減らすということ」と述べたところで、パネル企画は終了した。
良純と玉川氏はこれまでにも、世界で続く気候変動を受けたエネルギー政策のあり方をめぐって、大激論となったことがある。