ジャーナリストの立岩陽一郎氏が3日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。国会で議論の対象となっている「年収103万円の壁」の引き上げに関連して、「税制を含めたちゃんとした議論をすべき。先送りにするのはよくない」と語った。
石破茂首相は所信表明演説で引き上げこそ明言したものの、具体的な金額は明言していない。法案を提出した国民民主党は178万円への引き上げを主張している。引き上げられることで年間7兆から8兆円もの税収が減るとの政府の試算もある。地方からは税収減による行政のサービスの低下も指摘されている。
立岩氏は、「消費税の地方税率と国の比率を変えたっていい。金額を上げるだけでなく、全体的な議論をしないと日本はいい方向には行かない」と話した。
さらに国会の会期が150日しかないという点も問題視。「通年でやって、真剣に考えなければいけない。本当にやるべき」と強調していた。