韓国の国会で過半数を占める共に民主党など野党6党は4日「尹錫悦(ユンソンニョル)大統領弾劾訴追案」を共同で提出した。
今回の非常戒厳令の発令が、正式な手順を踏まない法律違反に該当する可能性があることなどを理由としたとみられる。
ハンギョレ新聞によると、共に民主党のパク・ソンジュン院内首席副代表は4日、院内に公示を出し「まず、今日の本会議を(深夜)午前0時が過ぎた時点で開き、尹錫悦大統領弾劾案を報告する予定だ」とした。また「24時間以降72時間以内に議決しなければならないので、土曜日(7日)までには非常待機しなければならない」と語った。
弾劾案発議を終え、今後の流れとして、5日0時1分の本会議報告から、6日0時の本会議議決まで速やかに進めるという計画だ。
300人の議員中、3分の2に当たる200人が賛成すれば可決される、可決の場合、大統領の職務権限が停止され、憲法裁判所に罷免の判断がゆだねられる。国会で108席を持つ与党、国民の力から8人以上の離脱票が出れば、可決される計算となる。