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杉良太郎が防災テーマに寄席開催 伍代夏子も登場しペットとの避難への理解求める

日刊スポーツ 2024年12月4日 22時17分

俳優杉良太郎(80)が4日、東京・紀尾井小ホールで「第3回杉友寄席」を開催した。

昭和の時代に売れないはなし家の応援のため開催された同寄席を、令和版として昨年復活させた。特殊詐欺対策や健康作りなど、落語を通してさまざまな啓発を行い、今回は防災の観点からペットと一緒に避難できる環境を整えるため、動物にまつわる話を中心とした落語会を開催した。

杉は「第1回は43年前。若い落語家の人たちに何か声援を送りましょう、みたいな意義でやってきた。昔やっていた杉友寄席をもう一度復活させて、その中で異議を唱えていく、理解してもらうという考えだった」と開催の意義を説明した。

寄席では、歌手伍代夏子(62)が立ち上げた災害時にペットとともに避難することを啓発する「りく・なつ同室避難プロジェクト」の活動報告も行われた。伍代は「ワンちゃんを家族のように思っている身として、協力し合って、理解し合って、人と住み分けて、もうひとつの別の避難所でペットを連れてきてもいいよというところを作れないかをお願いする活動をしている最中です」と振り返った。

さらに保護犬の増加にも触れ、「クラウドファンディングを立ち上げて、手を差し伸べるためのプロジェクトを始めることにした。刑務所での譲渡会など、刑務所で保護犬のシェルターとして活用することで、ドッグセラピーにもつながるのでは」と、杉とともに活動について話していることを明かした。

続けて「ペットを連れて避難することを反対しないでいただける世の中になるようにしていきたい」と呼びかけた。

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