ジャーナリストの大谷昭宏氏が11日、TBS系「ひるおび」（月～金曜午前10時25分）に出演。元大阪地検のトップである検事正が部下の女性検事に性的暴行を行って準強制性交の疑いで逮捕され、今年10月の初公判で事実を認めながら、今月10日になって一転無罪を主張した件で、「非常に重たいポスト、出世コース、エリートコースで重たい責任がある方が、こんな事件を起こしているのは論外だと思う」と断罪した。
被害を訴えた女性によると6年前に懇親会でお酒を飲まされて酩酊状態にされ、官舎に連れ込まれて約3時間、性的暴行を受けたという。その際、「これでお前もオレの女だと言われた」と訴えていた。
検事正というのは、地方検察庁のトップ。業務が公正、適正に行われているか組織全体を見渡して指揮、監督を行う立場でもある。
大谷氏は、「非常に悪質。こういう事件に関して検察は常に被害者の味方なんです。同意なんか絶対なかったはずだ。鈍いこと言うんじゃないよということです。高検が検事正を起訴したのだから、並々ならぬ証拠を持っている。これが無罪だったら大変なことになる。検事正として務めた人のそれなりのたたずまいがあるはずだ」と、厳しい口調だった。