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【将棋】西軍の宮嶋健太四段が来月から東京へ移籍明言 ベテラン三浦弘行九段への勝利が置き土産

日刊スポーツ 2024年12月15日 23時3分

将棋の宮嶋健太四段(25)が15日、来月から東京に移籍すると発表した。同日、都内で行われた今年で4回目となる「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2024」で自ら明らかにした。「対面での勉強会を増やしたいと思いました。師匠(大野八一雄七段)も関東にいますし、上京しようと考えました」と説明した。

宮嶋は岐阜市の出身で、関西所属。昨年10月にプロデビューした。プロ棋士養成機関「奨励会」時代には、藤井聡太現7冠の対局の記録係を務めたこともある。関係者にはすでに伝えており、この日ファンの前で初めて公表した。

オールスターでは予選を突破して、初の出場権を得た。日本将棋連盟の棋士が東西に分かれ、各6人が1手30秒で戦う早指しの団体戦で西軍のメンバーとして第4局に登場。やはり初めて出場した大ベテランで、1996年(平8)の棋聖戦では当時全7冠を保持していた羽生善治棋聖を破って初のタイトルを獲得した経験を持つ三浦弘行九段(50)に勝ち、西軍の優勝に貢献した。「最初で最後のチャンスをつかみました」と満足そうに話していた。

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