ドナルド・トランプ次期大統領が、米国から撤退の危機に追い込まれている中国発の動画アプリTikTok(ティックトック)の救済策を練っているようだ。
海外メディアによると、トランプ氏は16日、フロリダ・マーラーゴでTikTok運営会社の周受資CEOと会談。記者会見では「TikTok禁止措置を中断するためにどんなことをするのか」と聞かれると「私たちはTikTokを見守る」と話した。
6日に米連邦控訴裁判所は、中国発の動画アプリTikTokの米国内でのサービスを事実上禁止する法律を合憲と判断した。この判決に伴い、TikTok側は来年1月19日までに米国内の事業権を手放す必要がある。
トランプ氏は第1期の在任時、米国で「TikTokの使用を禁止する」と話したことがある。当時は米国と中国の関係性が悪化した時期だ。しかし今回の大統領選挙期間、TikTokに友好的な立場に変化した。
トランプ氏は「私はTikTokに関して心の片隅に温かい感情がある。私が(今回の大統領選挙で)34%の差で若年層で勝利した。TikTokが役割を果たしたと話す人々がいる」とした。