演歌歌手原田悠里(69)が18日、東京・港区のライブレストラン「B-flat」でバースデーライブを行った。
昼公演は昨年11月発売の「中山道」でスタート。同年春に北島音楽事務所から独立して初の楽曲でスマッシュヒットしたメモリアルソングだ。最初のあいさつで「バースデーライブを東京のライブハウスでやるのは初めて」と切り出して「今年はオリンピックの年だから私も金のドレスにしました」とキラキラ輝くロングドレスを選んだ理由を説明した。
その後はカバー曲コーナーに移り、八代亜紀さんの「舟唄」、師匠・北島三郎の「風雪流れた旅」などを続けた。八代さんのことは「すごく優しくしていただいた。憧れの人」としのんで涙をにじませた。
出身地を歌った「天草の女~天草小唄入り~」や台湾を舞台にした「我愛リー」も歌唱。「私は天草出身。ノンビリしているのは、天草の気候のせいです」と冗談も飛ばして「皆さんと本当に距離が近い。1人1人のお顔が見えます」と感激。歌唱の合間には客席から「素晴らしいっ!」のかけ声が何度も飛んだ。
本編最後は11日発売の新曲「春待酒」でエンディングを迎えた。「夢と希望をくれる歌で私もノリに乗って歌っています。22日に公演を行う台湾でもカラオケで1位になっていそうです」。
アンコールは新曲のカップリング「ノクターン~黎明~」。装いも新たにシックな黒ドレスになって歌い上げた。「今日は原田悠里のためにありがとうございました。来年もよろしくお願いします」。そしてヒット曲「津軽の花」で盛り上げてステージの幕を下ろした。
23日に70歳を迎える。82年に「俺に咲いた花」でデビューして43年。古希を迎えてからも、さらにゴールのない歌の道を歩み続ける。