将棋の渡辺明九段(40)が19日、X(旧ツイッター)を更新。左膝の手術により棋戦を欠場することについて言及した。
日本将棋連盟はこの日、左膝の手術のため、19日から来年1月20日まで休場すると発表した。渡辺は「左膝・前十字靱帯再建の手術入院のため、1か月ほど休場させて頂くことになりました」と切り出した。そして「6月に予定していた手術を回避してやってきて、状態はそんなに悪くなかったのですが、11月頃に悪化して、このままいくのは難しいと感じるようになりました。そこから手術の日程を探した結果、棋戦など多方面に調整等でご迷惑をお掛けして申し訳ありません」とつづった。
続けて「そもそもはフットサルによるケガですし、自分の健康管理の甘さです。今は後悔、焦り、不安といったマイナスの感情ばかりなんですけど、目の前のことをやっていくしかないです」と記述。最後に「復帰については状態を見て慎重に検討していきたいと思います。宜しくお願いします」と締めくくった。
休場期間中に予定されていたA級順位戦7回戦の永瀬拓矢九段戦は延期となり、インターネットテレビ、ABEMA「将棋チャンネル」の「ABEMAトーナメント2025」には不出場となり、オリジナル対局企画「ABEMA地域対抗戦2025」で務めている関東Bの監督は交代する。
渡辺は13日の千田翔太八段(30)とのA級順位戦6回戦で左膝の痛みを理由に投了していた。同日、X(旧ツイッター)で「今日の対局、最後まで指せずに申し訳ありませんでした」と謝罪した上で「膝の手術は近い日程で決まっていて、今日は当面の最後だったので、やりきりたかったのですが、強い痛みがきて、順位戦の終わる時間を考えると無理だと判断しました」と経緯を説明していた。