韓国・ソウル郊外のロッテリアで非常戒厳の謀議をしたとして、内乱の容疑で逮捕された、ノ・サンウォン元情報司令官が、現在は占い師をしていたことが19日までに明らかになった。
韓国テレビ局JTBCが18日夜のニュース番組で「軍の幹部が内乱謀議したロッテリアは、ノ・サンウォン氏の自宅から徒歩15分の距離だった。実際に、自宅に行ってみたら占いの店だった」と報道した。さらに、その占い店に複数人いる占い師をインタビューすると「ノ・サンウォン氏も我々と一緒に占いをしていた。命理学を元に占う人」と答えた。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫妻の周辺では、特殊能力を持つとされるシャーマンを信仰するシャーマニズム関連のうわさが絶えず、明らかになっただけでノ・サンウォン氏で4人目。これまで、大統領夫妻と関連があると言われてきたのは、コンジン法師、チョンゴン師匠、ミョン・テギュン氏の3人だった。
2年半前の大統領選前には、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が、ある記者との会話で「私はそこらの占い師より、人を見る目がある」と話したことも伝えられている。大統領選前の与党・国民の力の党内競争で、当時候補の尹錫悦氏は手のひらに「王」の字を書いて臨んだとされ、シャーマニズムのうわさが広がっていた。さらに最近では、同夫人が記者の手相を見て「夜の仕事が強そうだね」など、セクハラ発言をしたとの動画が拡散され、話題になったこともある。