東京都の小池百合子知事は20日の定例会見で、19日に98歳で亡くなった読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄さんを追悼するとともに、感謝の言葉を口にした。
冒頭の発表案件に入る前に「読売新聞グループ本社代表取締役、そして主筆の渡辺恒雄さんが昨日、ご逝去されました」と言及。「政治、経済、スポーツなどありとあらゆる面において大きな影響を与えた方でいらっしゃいます」と、渡辺さんの功績をたたえた。
「私自身、最初は日本テレビで仕事をしていたということもございまして、長年にわたりご指導いただいてまいりました。これまでに残された足跡の大きさを、改めて感じているところでございます」と述べた上で「ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。お世話になり、ありがとうございます」と、しのんだ。
小池氏は、政治家に転身するまで報道キャスターとして活躍していたが、本格的にテレビ業界に登場するきっかけとなったのが、かつて師事した評論家の竹村健一さんがホスト役を務めた日本テレビ系「竹村健一の世相講談」での、アシスタントだった。