米倉涼子(49)、岸部一徳(77)が22日、都内で、映画「劇場版ドクターX ファイナル」(田村直己監督)の舞台あいさつファイナルに出席した。
16日から札幌、名古屋、大阪、福岡と全国を巡ったラストを締めくくる舞台あいさつとなった。深紅のドレスで登場した米倉は「感動しすぎて泣いてしまいそうなので、アゲアゲで!」と話した。
だが、サプライズで内田有紀(49)が登場すると涙腺が崩壊。岸辺から借りたハンカチで涙を拭いつつ、「有紀ちゃんってキャンペーンとか1回も来ないよね。冷たい人だよねって言っていた」と話したが、知らなかったのは米倉だけだった。内田は「必死で隠し続けた」と明かした。
内田のあいさつを「よくしゃべるね~!」とちゃかしつつ、「3人であいさつできてよかった」と涙を拭った。
そんな米倉の涙腺崩壊に追い打ちをかけたのが、内田、岸部ほかスタッフからのメッセージだった。もはや号泣状態。西田敏行さんのメッセージをMCのテレビ朝日大下容子アナウンサーが読み上げると、米倉は西田さんの写真をドレスの胸元に挟み、下を向いて聞いた。内田は「このメッセージを書こうとなったときに、西田さんは率先して書いてくれた」と明かした。
最後のあいさつの際、大下アナから「最後は決めぜりふで」と要望されたが、「いたしません」と拒否。
内田に対して「長いようで短かったけど楽しかったし、つらいときは支えてもらえたし、相談し合えたし、一緒に乗り越えてきたことがたくさんあるし、今輝いている有紀ちゃんを見るとうれしいです。これからまたスタートを切って、お互い平行線で頑張っていきましょう」と声を震わせながらメッセージを送った。
岸部には「師弟関係もそうだし、岸部一徳と米倉涼子、晶さんと未知子、いろんな関係で12年いれたことを本当に感謝しています。本当はこのままずっと未知子と晶でいられることをどこかで望んでいるような気がするけど、新しい場面で出会えたら良いなと思います。本当にありがとうございました」と涙ながらに伝えた。
最後は客席に向かい「いろんなことが現場から生まれました。そんなドクターXはやっぱり失敗していなかったと思います」と話すと、「私、映画でも失敗しないので!」と決めぜりふを披露した。
だがこれで終わらず、「これだけ見てもらっているんだから、もしかしたらどこかでまたみんなに会えるかもしれない」とし、「それを目指すのは、もうあなたたち次第なので、どうぞ、どうぞよろしくお願いします」とアピールした。
同作は21日までに130万人を動員、17億円を突破している。